Green Fortress

プログラマーのポエム隔離所

Civilizationのすすめ

ついさっき、Civilizationというゲームに関してCiv5 GaK ローマよ永遠なれ 実績解除 - Green Fortressという記事を書いたが、 さすがにゲームをプレイしない人には何がなんだかわからないと思うので、授業の課題としては未プレイを前提に本稿でゲームの魅力を説明できたらと思う。

Civilizationとは和訳したそのまま「文明」を取り扱うシミュレーションゲームである。いくつかシリーズがあるが、特に断りのない場合はSid Meier's Civilizationのことを指す。 その中でも筆者がやりこんでいるのはCivilization 5であるが、前作にあたる4や続編のBeyond the Earthをやり込んでいるプレイヤーも多々存在する。 さすがに当初よりは勢いが落ちたが、長く楽しめる作品になっている。

ゲーム内容としては、プレイヤーは一つの文明の指導者となって縄文時代レベルの太古から国土を広げ、技術を開発し、他国と外交や戦争をしながら文明を成長させていく。 そして他の人間やCPUから構成される文明を打倒していくつか存在する勝利条件*1を達成すれば勝利、というルールになっている。

プレイヤーが選択できる文明はアメリカや日本といった現代の大国からバビロニアインカ帝国のような過去に滅んだ文明まで様々で、それぞれにCPUの性格や能力で個性付けがなされている。 ある程度定石となる戦略は存在するが、立地や周囲の文明などを考慮して様々な戦略を立てることができるのが魅力とも言えよう。

例えば、自国の隣に大量の兵士を抱えた強力な文明が存在したとしよう。勝つために取れる戦略は全面戦争だけではなく、以下に示すような様々な選択肢がある

  • 資源を貢ぐ土下座外交で機嫌を取る
  • 他の文明と協力して袋叩きにする
  • 他の文明と戦争するように仕向けてやりすごす
  • 一緒に他の文明に戦争を仕掛けて狙われないようにしながら他の文明の都市を奪う
  • 自分たちの宗教を布教して味方に抱き込む
  • 堅牢な地形を利用して相手の兵士を適当に追い返して時間を稼ぐ
  • 技術開発に注力して相手よりも高度な兵士を用意して叩きのめす
  • 国力を高めるために新天地を開拓する

しかも状況に応じて有効な選択肢、そうでない選択肢が変化し、時には様々組み合わせることになるだろう。 このような奥深い思考を楽しむことができるのが本作の醍醐味とも言える。

また、CivilizationにはPS3のトロフィーのような「実績」システムが存在する。普通にプレイしていれば取得できる実績もあれば、「やれるものならやってみろ」と言わんばかりのやりこみを要求する実績もある。筆者がリンク先で解禁した実績もプレイヤー全体のうちわずか0.2%*2のプレイヤーしか取得していない最高峰の難易度の実績である。 最高峰の実績のうち、まだクリアできてないものが2つ存在するのが頭痛の種であるが、気長に挑戦して達成していきたい。

*1:全文明の首都を侵略、宇宙開発で一番乗りをする、全文明を文化的な影響力を高める、国連で世界の指導者になる、のどれか

*2:ごくわずかしかプレイしていない人も含めての全体の割合なのでやり込んだプレイヤーを母数にすればもう少し大きい数字になるだろう