Civ5 GaK ローマよ永遠なれ 実績解除
久々にCiv熱が復活してきたので実績開放していなかったローマの没落シナリオの最難実績をクリア。 これまで何度も挑戦して敗れ去ってきたがやっとできた。 オートセーブを1ターン単位にしたというのも効いてる。
実績の概要
東ローマまたは西ローマで創造主をプレイして勝利、かつ自文明の初期都市をすべて保有している。 一般的に東ローマの方が簡単だと言われている。西ローマは史実だと滅んだしね。 「没落」と謳われている通り序盤は軍備も内政もボロボロのグダグダの状態で持ちこたえて逆転する必要がある。
基本戦略
最初期のユニットが足りなすぎるため、前線の都市を生贄にしてから時間を稼ぎ、軍備を増強させてから押し返す。 ついでにスコアが伸びてくるササン朝ペルシャに侵略してスコアを抑える。 同じチームである西ローマはプレイヤーを上回る勢いで紙屑のように都市が落ちていくのでこちらもある程度介入する必要がある。
序盤の戦略
放棄する都市と死守する都市をすっぱり分ける。 また、防壁は社会制度「農奴の蜂起」によって生産量を下げるマイナス効果を生むので、生産するのは内政の影響が少ない都市に限定する(ディラキウムとアマスィヤ) 初期配置は心もとないが上手に使う。
北西戦線(対ゴート)
- シルミウム、ナイススは遠すぎるので放棄
- テサロニカ、アドリアノープルは死守
- ディラキウムは都市の質が低いので落ちても構わないがダメもとで粘る
- 初期配置のレギオンは後退させ、テサロニカ、アドリアノープルで要塞を建設する
- 首都のレギオンと労働者1体もこちらに使用。特にアドリアノープル左の森林+丘陵は見通しが悪く動きづらいので伐採する。
ギリシャ(対ヴァンダル)
アナトリア半島東部(対フン、ササン朝)
- トレビゾンド、テオドシスポリス、メリテネ、エデッサを放棄。
- アマスィヤ、アンティオキアは死守。
アナトリア半島南部(対ヴァンダル)
- セレウキアを死守。ただし初期兵力を利用しないと達成は難しい。
- 首都にいる戦闘弓と前線にいるレギオン1体を連れてくる
北アフリカ(対ヴァンダル)
- アレキサンドリアは普通にしてれば落ちない。初期配置のドロモンは少しだけ北上してヴァンダルの兵力を引き付ける
- キレネも死守。ヴァンダルの初期兵力はキレネかミストラのどっちかに行く感じなので初期配置のドロモンはそれに合わせて対応
労働者
- 首都に2体、アレキサンドリアに1体、ニコポリスに1体初期配置されている
- 首都の1体は周辺の伐採+鉱山建設で生産力アップ、もう1体はアドリアノープルに送って伐採と要塞の建造を行う
- アレキサンドリアの労働者はアレキサンドリア~キレネ間の異常に長い道路の撤去を行う。暫くの間キレネの交易路ボーナスが貰えなくなるがやむを得ない。この道路費用をケチることで赤字がトントン~微黒字にまで改善する(キレネ~カルタゴ間の領土外の道路は撤去できない)。
- アテネの労働者は周辺の伐採や土地の改善に当てる。今思うとセレウキアの要塞建造に当てるのもアリだったがそこまでしなくても勝てた
- 対ペルシャの前線には労働者がいないので頃合いを見て1体生産する。ペルシャの領土まで行けば捕獲できるが、そこに行くまでの間に仕事が山ほどあるので自分で準備したほうが良い
社会制度取得方針
Civ5唯一の取得することがマイナス効果を産む社会制度たち。 今回のプレイでは蛮族の徴兵制度→帝位簒奪将軍→農奴の蜂起→社会基盤の不整備 の順で選択した。 それぞれの制度と所感を以下に述べる
- 蛮族の徴兵制度 戦闘力10%低下 じわっと影響のある制度だが、これを最初に取得する理由は単純で、「序盤に戦闘力10%に左右されるような用兵をしてはならない」から。最初は兵力が整うまではひたすら我慢する必要があるということを理解していればなんてことはない。本番は十分な兵力と大将軍が前線に到着してから。
- 帝位簒奪将軍 兵舎から文化+1 ランダムでどこかの都市に蛮族の群れが出現 この制度はランダム性が非常に強く、首都近郊を荒らされると厄介だが、放棄する前線に蛮族が現れてもなんの影響もないというパターンにもなりうる*1。 なのでとりあえず事前にセーブして蛮族がどこに出現するかを確認するとよい。 今回はどうでもよい都市筆頭のパルミラに湧いてくれたので迷わず2回目の制度とした。
- 農奴の蜂起 防壁のある都市の生産力-2 最初にオープンできる制度だが、最初に取ることは推奨しない。 最初から防壁がある都市は首都やアンティオキア、アレキサンドリアといった大都市や、トレビゾンド、テオドシスポリスといった最前線の都市で、ユニット生産に大きく響いてくる。 特に最前線ではユニット1体出すだけでじわじわ影響する時間稼ぎができるが、この制度を最初に取ってしまうと時間稼ぎユニット生産前に放棄都市が陥落してしまう。 今回は3回めに取得した。
- 倦怠ムード 幸福資源1つ当たり幸福度-1 取得しない。10個以上の幸福資源を持つため影響があまりにも大きすぎる。 恒常的に不幸が-10を超えている状態で開き直るという考え方もあるが、その状態でのペナルティは半端無くきついのでなるべく避ける方針を取るべき。今回のプレイでは幸いにして1回も幸福が-10まで落ちることがなかった。
- 社会基盤の不整備 交易路の収入が50%減少 収入のほとんどが交易路なので最初に取得できるが影響はかなり大きく、黒字経営が一瞬で大赤字になるほど。 この制度の取得方針は「中盤までに資金を蓄積し、なるだけ最後の方に取得してキャッシュが尽きるまで持ちこたえる」か「最初から黒字化は諦めて真っ先に取得し、赤字によるユニット解体に対して斥候を生贄にする」のどちらかである。 ただ、やってみるとわかるが赤字によるユニット解体は使おうと思っていた斥候や消耗した手練の軍事ユニットをいきなり解体されるのでかなり戦いづらい。 今回は前者の方針を採用し、序盤は道路の解体と交易路の要衝死守により黒字を保つ。この制度は4番目に取得した。
- 貨幣価値の切り下げ ユニット維持費が10%上昇する 先ほど説明した大赤字路線なら採用の価値あり。黒字で逃げ切る方針ならこの制度を取るまで文化ポイントは溜まらないので取らない。
- 暗黒時代 幸福度が10減少 これまでの6つの制度を全て取得した場合7つ目の制度として取得させられる。 効率よくプレイしていたら取得を強いられる社会制度は4つ。 つまりこれを取ってるような状態は負け確なので考慮しない。
実際の序盤の戦果
北西戦線
- 順当にシルミウム、ナイススが陥落
- ディラキウムは防壁作って粘るも手数が足りず陥落。海軍が余っていたのでゴートを掃討してすぐ取り返す
- テサロニカ、アドリアノープルも狙われるがレギオン、戦闘弓、ドロモンなど総掛かりで持ちこたえる。幸いロストはなし
- 早い段階で要塞が出来上がったのがかなり大きかった
ギリシャ
- ドロモン4体がかりでミストラを護衛するも何故かヴァンダルが全く向かって来なかった。
アナトリア半島東部
- トレビゾンド、テオドシスポリス、メリテネ、エデッサはあっさり陥落。うち2都市はフンに渡した
- アマスィヤにはフンが来なかったので防衛に成功。アンティオキアは要塞で粘りながら戦闘弓を揃えて反攻
アナトリア半島南部
- 投入した兵力のおかげでセレウキアの防衛に成功。ヴァンダル軍を掃討。
中盤以降の展開
バルカン半島(北西)とアナトリア半島(東、北東)の都市を奪還していく。 ゴートは奪った都市と本国の連絡が悪いのである程度兵力を揃えれば奪還できる。 東側はササン朝ペルシャに奪われたエデッサ、メリテネを奪還後、ササン朝の本土に殴りこんで都市を侵略していく。 今回はフンに奪われた都市の奪還は後回しにした。 都市を奪還する兵力の目安としては、戦闘弓五体以上+カタパルト1台以上+前衛2体以上+大将軍(特に東側)あたりだろうか。 北西に大将軍が到達できるのはだいぶあとになるのでそのぶんユニットを多少犠牲にする必要がある。進軍力に優れるフンやペルシャよりもよほど守りやすいので多少の損耗はなんとかなる。 手強いのはとにかくペルシャであり、特にメリテネは奪われた後南側からの奪還が難しいとても嫌らしい地形になっているので半端な戦力を投入すると損害が増える。 メリテネ奪還後、東側にある都市アミダに攻めこむことになるが、こちらは道路がない上に丘陵ばかりで非常に移動しづらく、相手は黄金時代ボーナスでガンガン進軍してくる。 雑に進軍するとあっという間に蹴散らされるので、道路や要塞を建造しながらじわじわ前線を上げる必要がある。 大将軍の城塞も1人分アミダ攻略に使用した。 アミダはメリテネ側からは丘陵だらけだが、アミダから他のペルシャの都市には土地が平らな上に道路も敷かれており、あっという間に増援が到着するので非常に守りにくい。 陥落した後でも何回か奪還されるリスクを考慮する必要がある。城塞も都市に直にくっつけると奪われてしまうので、1マス離したほうがよいかもしれない。 北西は都市を奪還した後、ユニットを持て余していたのでひたすら待機させていたが、西ローマがボコボコ都市を落とされるので腰を据えて増援を送ってやったほうが良い。 西ローマはバリスタ(投石器)をやたらと量産するせいで敵の前衛ユニットにあっという間に兵力を溶かされるクソ用兵をやらかすので、介入するだけでユニットの持ちがだいぶよくなる。 暇をしているドロモンも活用して奪われた都市を奪還しよう。 序盤から全力でユニットを生産し、損耗を防げば前線はユニットが渋滞を起こすくらいの兵力が集まるのでそうしたらサーカスや市場を建設して内政力を徐々に確保していく。 首都など生産力に優れた都市は兵舎を作ってもいいだろう。
終盤の展開
終盤まで来ると蛮族勢力が社会制度「宿命の軍勢」を習得して非常に戦いにくくなる。 今回はそれまでにゴートをほぼ空気化し、フンは仕事してないのでこの制度を未習得だったが、西ローマをボコっていたフランクとヴァンダルがこの制度で勢いづいていたのが厄介だった。 特にヴァンダルは思い出したかのように兵力を集めて海から攻めてくることがある。今回はガラ空きだったキレネを落とされたのでオートセーブに甘えて5ターン巻き戻して対策する羽目になった。 ただ、ここまで至っても大将軍ボーナス、要塞ボーナス、レベルアップの昇進を組み合わせれば十分戦うことができる。逆に言えばそれらが整っていない状態でやりあってはいけない。 極端な不幸などは論外である(今回は幸い1回も幸福-10を下回らなかった)。 対ペルシャは兵力の損耗が激しく、相手の首都を陥落させるまでには至らなかったが主要な都市を3都市占領し、1都市を一時的に奪って人口をガタ落ちさせたのでスコアで上回ることができた。 また、ペルシャでもたもたしてしまったせいでフン相手にトレビゾンドとテオドシスポリスを奪還するのが非常に手間取ってしまい、結局きっちり奪還できたのは残り2ターンまで迫った時だった。 社会制度の面では、4つ目の社会制度を取る必要があったため、社会基盤の不整備を選択。ちょい黒字くらいの財政が一気に大赤字になってしまったが、残り10数ターンであったため、それまで稼いでいた現金と略奪による収入、ユニット消耗による維持費の低減でなんとか乗り切った。 70ターン経過後、西ローマと合わせたポイントで他の文明に勝利し、「ローマよ、永遠なれ」が解禁された。
攻略のポイント
序盤から中盤でいかによい流れを作れるかにかかっている。死守すべき都市を守り、高級資源の略奪を防ぎ、前線の兵力を充実させる。 大体30ターンくらいまでよい状況を整えることができればあとは兵力を大崩れさえさせなければ流れで進めることができるだろう。
*1:ただし厳選はできず、同じランダムシードであればセーブリセットしても結果は変わらない