Green Fortress

プログラマーのポエム隔離所

ちょっと性癖をこじらせるまでとそれからのお話

この記事について

この記事自分のことを好きなだけ話す Advent Calendar 2018 - Adventar20日目の記事です。ある程度予測していた通り、師走も中盤になって執筆疲れを起こしてきました。Syarlathotepに煽られたくないの一心でやりきろうと思います。

舞台裏トーク

実はこの枠、2回ボツを入れました。最初はこの枠を借りてバブみについて語ろうと思ってましたがボツにしました。というのも、要点として「私今のバブみ嫌い!」を超えるものではなく、周りにケンカを売って回る以上の内容がないなと思ったからです。そこらへんで抱えている思いは前回の記事の注釈に早口で語ってるので見てあげてください。

2つ目の候補はD&Dの属性を踏まえて自分語りしようとしたのですが、割と自分に当てはめると流動的なことと全然筆が乗らなかったのでボツにしました。自己評価は混沌・中庸です。

残った時間を見て今自分が関心を向けていることに振り切るのが最もよいと思ったので性癖トーク・番外編を開催します。ついてこれるか。

はじめに

架空のキャラが死んで、泣いたことはありますか。ゲーム、アニメ、小説なんでもいいです。

あるいは、歴史上起こった悲劇に心を痛めたことはありますか。

きっかけはそんな、誰にでもあるありふれた感情でした。

苦痛、絶望、未練、閉ざされた可能性、そういった悲しみがたまらなく甘美だと気づいたのは果たしていつからだったか─────

第二次世界大戦の漫画

果たして信じる人がどれほどいるかはわかりませんが、子供の頃の私は平和を愛し、正義を好むちょっと性格が悪くて言動と行動がおかしいだけのおかしい人でした。

当時のおかしい話はここではしないんですが、暇さえあれば図書室に籠ってました。いろんな本を読んだんですが、小学校の頃には日本史に興味を持っていたのでその一環で第二次世界大戦(太平洋戦争)を取り扱ったマンガもいくらか読みました。

小学校で行進か何かの練習をしているシーンで女子がおっぱい丸出しなのが目に留まってしまい、乳首も描かれていないさっと弧を描いただけの乳房に食い入るように見入っていたこともありました。

今も根っこの部分では「命あっての物種」なタイプなので、女学生が地上戦に巻き込まれて火炎放射で焼かれたり*1自決したりするシーンを見ながら目頭を熱くしたり許せないと思ったり、当時の自分には言語化できない感情を多々含みながら食い入るように読んでいました。「後々それで興奮するようになるよ」とはうっかり過去の自分に会ったとしても言わないようにしたいですね。

シュタール

ラグナロク」というラノベをご存知でしょうか。初出版は1998年。2006年を最後に執筆が止まるいわゆるエタった状態にありましたが、昨年、なろうにて少し手が入ったリブート版が公開されていますので暇なら読んでみてください。ぐったりするほど濃厚な地の文のバトル描写が特徴です。

見出しのシュタールというのはその作中に登場する敵キャラの一人で、主人公と相対する中で居合わせていた女性だけの近衛騎士団を惨殺するわけですがこれが実にえぐい。ミンチあり切断あり貫通ありでモブ女騎士がゴミのように死んでいく*2。その中の一人が死ぬ直前に失禁してたのを今でも覚えています。

ジル閣下・レ男爵・フランス国元帥

Fate/Zeroのキャスター、ジル・ド・レェも凄惨なシーンを散々演出してくれました。ノベル版の文章も素晴らしいですが、アニメ版の鶴岡聡さんの怪演が素晴らしいものであることはもはや語る必要もないでしょう*3

私鶴岡さんの演技大好きで、黒髭の旦那に限らずアーラシュさんとかスパPも含めてたびたびエミュを練習しているんですが、「恐怖というものには鮮度があります」のシーンを本気でシンクロ入れて練習した時にちょっと精神に変なものが入り込んだような感覚がありました。狂人の真似とて大路を走らば即ち狂人なり。気を付けたいですね。

Wikipedia

昔稼働していたアーケードゲーム戦国大戦というのがあり、ちょっと触って全然強くなれなかったので早々にやめてしまったのですが、カードを集める過程で色んな武将とか女性とかのエピソードを知るわけですよ。

で、気になってWikipediaで読み漁ったりするとそれだけで楽しくて時間が溶けるんですが、戦国の命なんて本当に虫けらみたいなもので殉死に自害に処刑にとスナック感覚で死が訪れます。特に負け犬となった家は本当に悲惨で、武田勝頼なんかは妻と息子と一緒に自害していますが、この時一緒に果てた息子は16、再婚した奥さんは齢19です。

家のためにと言われて死ねるか?家族と一緒だからと死ねるか?敗者の血筋というだけで死ねるか?

自分に置き換えたときの「こんな理由で絶対死にたくない」という拒絶感がその悲しみを深いものにします。

もう一つ、戦国時代で絶対欠かせない悲劇と言えば駒姫です。彼女は最上義光の娘で、15歳を迎えて豊臣秀次の側室の一人となったのですが、タイミングが最悪も最悪で嫁いだ直後に秀次が切腹。結婚生活なんてほとんど皆無だったのに嫁いで半月で処刑といういくら封建時代の連座といえどあんまりにもあんまりな最期を迎えます。義光夫妻の嘆きは大層深かったと伝わっていますが、赤の他人の自分でさえ正視に耐えうるものではありません。最初に記事を読んだときは丸1日ずっと悲しみが高まりすぎて気が変になっていました。

SとMのシャトルラン

私の性癖アドベントカレンダーを見れば私がゴリゴリのサディストであることは容易に判別がつくと思いますが、SとMが表裏一体であるという説は有名であるように、マゾヒストとしての潜在能力も有しています*4

私の性癖が先鋭化するきっかけは、悲劇を自己投影してシンクロするマゾヒズムと客観視点でマゾヒズムを引き出すサディズムを無意識のうちに交互に行うことでどんどん感情が高まっていったことにあると推測できます。

なので私は現時点では客観視点でリョナラー気取りをしていますが、もし美少女の肉体を器とすることができるなら………理不尽な罪状で処刑されるのも悪くはないかもしれませんね。

やり場のないドキドキ

私は自分のシンクロ能力が相対的に見てどの程度の高さなのかあまりよくわかっていないのですが*5、悲劇に対するシンクロを深めていくと、もういても立ってもいられないようなドキドキした状態になるのに何をしたいのかはさっぱりわからないものすごく悶々とした状態になります。ある時もそれが原因で一睡もできなくなってしまったんですが、その時に編み出した手法が、迸った感情を文章にして叩きつけるというもので、女の子が石化刑に処せられたり絞首刑になったりする駄文をサクラエディタに叩きつけて夜を明かすことが1年に1回くらい発生するようになりました。

しかし冷静になって読み直すと、エロ描写が拙いとか本筋に関係ない描写が多すぎて話が進まないとかの拙さで恥ずかしくなってドキュメントフォルダの肥やしとして積まれていくのですが、先日も同じようなノリで駄文を叩きつけていた際に出来上がった文章を見て、「供給が乏しいから拙かろうがなんだろうが俺が書かないとダメだ。他人の評価に晒したうえでもっと練度を上げる」という決意が固まり、ついにPixivにR-18Gな小説をアップロードするハメになってしまいました。いいねとブックマークされるのマジで嬉しいねこれ。

そっちのアカウントは本名と紐づけたくないので敢えて載せません*6が、気が向いたら探してみてくださると幸いです。ヒントを出しておくと「処刑」とか「斬首」のタグが付いてます。

まとめ

本名と紐づけられたロクでもない情報がまた1つ増えてしまいました。*7しかたないね。

おわりに

明日はしすたんの記事ですね。何を語ってくれるのかな。

*1:エヴァの旧劇でネルフ職員が火炎放射器されるシーンも同様の感慨を抱いていました

*2:グロに相当する挿絵はありません

*3:Apocrypha』で白ジルと黒ジルを行き来しながら見事に演じきったのは本当に最高すぎてヤバいです

*4:醜悪すぎて気に入らないからこの肉体に留まっている限り開発は誰にも認めない、というスタンスです

*5:重度の催眠にある肉体にフィードバックがかかるというアレまではいかないので大したものではないと思っていますが…

*6:仮に露見しても私は大尉だよムーブで通します

*7:こう見えてWebやオフ会で開示した内容はかなり神経質に管理しています